watch out, look out | 「気をつける」違いとそれぞれの意味
何かしら危険な状況にあったときにとっさに「危ない!」「気をつけて!」という意味で使われるフレーズが "Watch out" と "Look out" です。
"Watch out" と "Look out" だけの場合はその場で注意喚起をする時に使われますが、もっと他のワードと組み合わせた文章になるとまた違った意味を持つこともあります。
2つの違いやそれぞれの意味をご紹介します。
watch out, look out の違いは?
watch と look というワードの違いはありますが、ネイティブの人たちは同じ意味として使われている人が多そうです。
【watch out】 と 【look out】 はどう違いますか? | HiNative
英英辞典でもほぼ同じ定義になっています。
【英英辞典によるワードの意味】
used to warn somebody about something dangerous
watch-out phrasal verb | Oxford Advanced Learner's Dictionary
誰かに警告するために使用される、何か危険なことについて
used to warn somebody to be careful, especially when there is danger
look-out phrasal verb | Oxford Advanced Learner's Dictionary
誰かに注意するように警告するために使用される、特に危険があるときに
Look は何かを意識的に見るとかチラッと見るといったニュアンス、 watch は特に動いているものを一定の時間見るというニュアンスがあります。
ワードの違いからどういった状況かで使い分ける意見もあるようですが、たいていは置き換えができるとのことなのでニュアンスの違いをそこまで意識しなくて良さそうです。
watch out
"Watch out!" だけの場合は、今その場で何かしら危険なことや避けた方が良いことを知らせるための表現です。
とっさの状況ではなく「〇〇に気をつけて」というように、気をつける対象をつけて事前に注意喚起する場合は "watch out for" というフレーズになります。
【英英辞典によるワードの意味】
to make an effort to be aware of what is happening, so that you will notice if anything bad or unusual happens
watch-out-for phrasal verb | Oxford Advanced Learner's Dictionary
何が起こっているのかを認識するよう努めること、何か悪いことや異常なことが起こった場合に気づくように
Watch out for cars when you go out.
Japanese
車に気をつけて、外へく時
look out
"look out" にも「気をつけて」の他の意味があります。
"watch out for" と同様に気をつけることを事前に伝える時に "look out for" が使われます。
また "look something out (for somebody/something)" で「何かを探し出すこと」という意味になります。これは主にイギリス英語のようです。
【英英辞典によるワードの意味】
(British English) to search for something from among your possessions
look-out phrasal verb | Oxford Advanced Learner's Dictionary
何かを探すこと、自分の持ち物の中から
"look out for somebody" では「誰かを注意して見る、世話をする」という意味もあります。
【英英辞典によるワードの意味】
to take care of somebody and make sure nothing bad happens to them
look-out phrasal verb | Oxford Advanced Learner's Dictionary
誰かの世話をして、その人らに悪いことが起こらないようにすること
"look out for somebody's/yourself" は自分自身を注意して見る、というところから「自分の面倒は自分で見る」ニュアンスになります。
You should look out for yourself.
be careful
"be careful" も「気をつけて」という意味のフレーズですが、こちらはすぐ目の前にある危険に対しての注意喚起には使われません。
「まだ起こっていないけど起こる可能性のあることに対して気をつける」という意味で使われます。