be supposed to

"be supposed to" は「〇〇をするはず」という意味のフレーズです。

私は、しっかり調べる前は「〇〇するはず」という訳だけでこのフレーズを覚えていました。しかしそう訳してしまうとなんだか違和感を感じることも少なくありません。

be supposed to の基本は「何かをすることが期待・予期される」です。日本語でも期待していることに対して「〇〇するはず」と言えますね。
会話の内容によって「するはず」だったり「することになっている」だったり「らしい」だったりと日本語訳が変わるので基本の意味はしっかり抑えておきましょう。

suppose の意味

suppose は「直感的にそう思う」という意味です。「そう思う」というところから「〇〇するはず」と訳されます。

「思う」といったら think という単語が思い浮かびやすいですが、suppose とは確信度が違います。think は考えてみてそう思う、suppose はなんとなくそう思うというニュアンスです。

期待を込めた「するはず」

期待外れの結果に「〇〇なはずなのに…」と思うようにちょっと皮肉っぽくいう時にも使われます。

It's supposed to be an upscale restaurant.

Japanese

疑問文では「どうするべき?」といったことを言いたい時に以下のフレーズがよく使われます。

What am I supposed to do?

約束や予定も何かをすることを期待している中に含まれますが、その場合「するはず」だけで訳してしまうと、ちょっと違和感を感じることがあります。その場合「〇〇することになっている」といった方がしっくりきます。

約束や予定の「するはず」「することになっている」

「〇〇しようと思っている、〇〇する予定」というような感じで約束や予定を伝える場合にも suppose to が使われます。

I'm supposed to meet a friend tonight.

Japanese

was/were supposed to といった過去形の場合「予定があったけどそうしなかった」というニュアンスが含まれます。
「するはずだったこと」の後に but と「したこと」を追加して「〇〇するはずだったけど〇〇した」というフレーズになります。

I was supposed to go to the park but it started raining so I stayed home.

Japanese

決められていることに対して「〇〇のはず」「こういうもの・そういうこと」

法律やルールなど決められていることは「本来〇〇のはず」「こういうもの・ことだ」といった意味になります。

例えば門限が決まっている場合はこのように言います。

You were supposed to come back home by 6:00pm.

Japanese

否定にすると「〇〇しないことになっている」となるので、してはいけないということをやわらかく伝えることになります。

You're not supposed to park here.

信じられていることに対して「〇〇するもの」「〇〇らしい」

習慣や性質、自然の法則など一般的に知られている・信じられている情報について話す時にも be supposed to が使われます。この場合ルールなどと同様に「本来〇〇のはず」や常識として「〇〇するもの」「〇〇だと予想されている」といった意味になります。

また、実際にはどうか分からないけど一般的に言われていることに対して「〇〇のはず」「〇〇らしい」という意味でも使われます。天気の情報を伝えるときに使われるようです。

It's supposed to snow today.

それぞれ状況によって多少日本語訳の違いがありますが、「期待していること・予測されること」というニュアンスが分かると覚えやすいかと思います。色々な be supposed to を見て聞いて感覚を掴んでいきましょう。