hang の意味

hang は「吊るす、掛ける」といった意味のワードです。また「首をつる」という意味があったり、前置詞や副詞など他のワードと組み合わせて別の意味になったりもします。

吊るす、ぶら下がる、掛ける

ポスターなどを「貼る」という意味でも hang が使われます。

The shop hang posters.

【類義語】suspend, dangle

首をつる

前述した通り、「首をつるす、絞首刑にする」という意味も hang にはあります。過去形の場合 hanged が使われます。

hung が使われるか hanged が使われるかで意味が全く異なるので、この違いは覚えておきたいところです。

hang out

友達とどこかに出かけて何かをしたりブラブラしたりする時に日本語で「遊ぶ」と言いますよね。このニュアンスが hang out です。

I hung out at the mall with John.

play も遊ぶという意味ですが、play は子ども同士の遊びやゲーム、スポーツなどで遊ぶ時に使われます。どこかに出かけることを「遊ぶ」と言いたいときは hang out で表現されます。

hang around

hang around は「当てもなくブラブラする」という意味のフレーズです。特定の場所でブラブラしながら待っている、特に何かするわけではないけれどその周辺でうろうろしているというニュアンスです。

hang in (there)

挫けそうな人、諦めかけている人に対して励ます時に使われるフレーズです。逆境に立たされているような難しい状況や辛いときに踏ん張る・耐え抜く、というニュアンスで「頑張る（れ）」という意味になります。

How are you? の挨拶に対して「何とか頑張っている」という意味の返事として "Hanging in there" が使われます。

hang on

hang on が最も使われる意味は「ちょっと待って」で、待つ時間が短いのがポイントです。

「しっかりつかまる」「しがみつく」という意味でもよく使われます。ただ保持しているのではなく、離してはいけない状況であったり、もう手放しても不思議ではないけれどまだそれにしがみついている、というニュアンスでも使われます。

hang on と wait, hold on との違い

wait はさまざまな場合で「待つ」を表現することができますが、hang on は相手に待っていることを頼む時のみ使われます。
「自分が待っている状況」だったり「誰かが待っているよと伝える時」には hang on ではなく wait を使います。

hold on と hang on の違いはほとんどなく同じように使われます。hang on の方が口語的で、フォーマルな場面では hold on の方が使われやすいようです。

hang up

元々は hang up the phone が正確なフレーズですが、the phone は省略されることが多く hang up だけで「電話を切る」という意味になります。

hang up と hang-up の意味

hangover

お酒を飲みすぎて次の日も酔っているような状態「二日酔い」を英語で hangover と言います。

hangover は名詞、hungover は形容詞です。発音や使い方が異なるので話したり書いたりする際には注意しましょう。

hang over one’s head

「人を不安がらせる、危険が迫っている」という意味です。

【語源参考】 hang の意味、語源、由来・英語語源辞典