「~だけど」though の意味
though には「〇〇にも関わらず、〇〇だとしても、〇〇だけど」といった意味があります。
though の前に言ったこととは逆のことだったり、「こうだったけどこうした」という驚きがあるようなこと・予想しないことを付け加えるときに使われます。
but より「〇〇だけど」を強調したいときに使われる
日本語で言う「〇〇だけど」は「しかし」にも置き換えられることが多々あります。そのため but の方が使われやすいワードです。
but の意味は分かるけど though の意味は分からなかったと言う人は少なくないと思います。
ネイティブの方が意識されているのか定かではありませんが、文法上は though を使った文章の後の文を強調したい場合に使用するワードです。
Though it was raining, we went Disneyland.
上記の例文の場合、「we went Disneyland.」の部分が強調されています。雨だったけど、それでもディズニーランドに行ったんだ、ということを言いたいことが分かります。
「まあ、でも、~なんだけどね」といったカジュアル表現
「何かをした、まあでもこうなんだけどね…」といった表現をしたい場合にも though が使われます。
I bought tickets to Disneyland. Though, it might rain.
Japanese
ディズニーランドのチケット買ったよ。まあでも雨かもだけど…
上記の例文は well や but を使って以下のようにも言い換えられます。
I bought tickets to Disneyland. Well, but it might rain.
He is really handsome, He is not my type, though.
Japanese
彼ってめちゃイケメン。まあ私のタイプではないんだけどね。
文末に though がくると「でも〇〇ね」「〇〇なんだけどね」という表現になります。「〇〇だ」ときっぱり言わず表現が柔らかくなっています。
I wanna go to Disneyland every week. The ticket price is a bit high, though.
Japanese
毎週ディズニーランドに行きたい。チケット代がちょっと高いんだけどね。
「(でも)ありがとう」と言いたいときによく使われるのが、Thanks though です。
I can get you a cup of coffee, if you want.
I'm good. Thanks, though.
Japanese
コーヒー買ってこようか?
大丈夫。でもありがとう。
Even though
even が付いても意味は変わりませんが、though が強調されます。こうだったのにそうした、ということをより強調したい場合に付け加えられ、感情を込めた言い方になります。
Even though he had a fever, he went to work.
Japanese
彼は熱があったけど、仕事に行った。
Even though you are my friend, I cannot help this time.
Japanese
あなたは友達だけど、今回は力になれない。
例文では、even をつけることによって単に「〇〇だけど」というより、「熱があったら休んだ方がいいのに…」「友達だからできる限り協力してあげたいけど…」といった気持ちを込めているニュアンスがあります。
文章構成によってどちらに関わらずなのかが変わります。though のすぐ後にくることが、〇〇にも関わらずという訳になります。
Even though A B
Aにも関わらずB
A even though B
Aだよ。Bにも関わらずね。
「本当に?」という意味にもなる
疑問文の文末につけると「でも〇〇なの?」という確認の意味が込められます。
Did you meet your friend, though?
although との違い
though と同じ意味ですが、こちらはフォーマルな場面や書き言葉として使うワードです。
though 比較的カジュアルで話し言葉として使います。
また、though は文頭・文中・文末どこでも使われますが、although は文頭・文中で使用され、文末には使われません。
though の類義語
although, but, however
【フォーマルな「にも関わらず」のワード・フレーズ】
despite 名詞・動名詞
in spite of 名詞・動名詞
though や although のように文章が続くことはなく、名詞・動名詞がくるのが文法上の違いです。