「とても」以外にも使い方がある? very の意味
説明がなくても分かるよ。という人も多いと思いますが、very の後にくる言葉によって多少ニュアンスが変わるので、覚えておくとより英文を理解しやすくなると思います。
英英辞典を見ると、どの品詞の前に置かれるかによって多少ニュアンスが変わります。
【英英辞典によるワードの意味】
【参照】very | 意味, Cambridge 英語辞書での定義
よく知られているのは「とても」という意味だと思います。形容詞または副詞の前にあるときにこの意味が当てはまります。
(used to add emphasis to an adjective or adverb) to a great degree or extremely:
(形容詞または副詞に強調を加えるために使用)かなりの程度、または非常に
形容詞の中でも最上級の形のもの、または「own」や「same」などが使われている場合は、「とても」という言葉を当てはめるより、その言葉を強調するために使われている感じです。
used to add force to a superlative adjective or to the adjectives "own" or "same":
強さを加えるために使用されます。最上級の形容詞、または「own」や「same」という形容詞に。
I did not finish my homework until the very last minute when I was a student.
Japanese
私は宿題を終わらせなかった、最後の時まで、学生の頃。
very があると「本当に最後の最後まで」といったニュアンスになります。
It is the very same one that I received before.
Japanese
全く同じもの、前に受け取ったことがあるものと。
the very same は the exactly same とも言えます。日本語で言う「全く」がここに当てはまります。
名詞の前で very 使われる場合「まさに」といった日本語が当てはまりやすいと思います。「まさにそれだ」と言いたいときに very を使って表現できます。
(used to add emphasis to a noun) exact or particular:
(名詞に強調を加えるために使用)正確な、または特定の
This is the very clothing I've ever been looking for.
Japanese
まさにその服、私がずっと探していたの
「一番遠くにある」と言うことを伝えたい時にも very が使われるようです。
used to describe or emphasize the furthest point of something:
説明したり強調する時に使う、何かの一番遠いところを。
The item I was looking for was at the very bottom of the document.
Japanese
私が探していたものは、資料の一番下にありました。
こういった使い方もあるのだと分かると、ちょっと違和感があった文章も難なく理解できるかと思います。たくさんの英語に触れていろいろな very のニュアンスをつかんでください。